徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

退廃的な生活への羨望

最近、ある人の依頼で真剣に曲を作ることとなり、後輩にたまたま曲のアレンジとコンポーズをできる人が入ってきたこともあって、協業体制を敷いている。 彼は大学生活を音楽制作に捧げ、いくつもの曲を作ってきたと言う。作品を聴いてみたところ、それはそれ…

失言をするのは、日頃考えていることだからなのか。小池百合子氏「排除」発言から考える。

衆院選が終わってしばらく。 二週間足らずの喧騒が遥か昔のように思える。投票はしたものの、政党のツイッターをフォローすることもなく、ニュース番組を頻繁に見るわけでもなく、新聞を熱心に読むわけでもない、ありがちな若者有権者然とさせていただいた。…

サラバ家賃補助〜次の家をどうするか〜

引っ越し ここのところ最大のテーマである。 僕は間も無く引っ越すこととなる。それは、間違いない。理由ただ一つ。金銭的なそれである。 弊社の福利厚生の一つとして、本籍が遠方の場合に家賃補助が出るシステムがある。北海道北見市という異国に本籍を構え…

日記には載らない日で構成される僕らの人生

記すことがない日とは、どういうことだろうか。 確かに過ごした一日を、記すことがないということがあるのだろうか。 特段何もしていない。変わったことは起きなかった。 記すことができない原因の多くは、それが日常だからだろう。 日常だもの、記す必要な…

台風接近時の錦糸町は健全そのものだった

錦糸町というのは何かと物騒な街である。特に南側、首都高までの歓楽街は競馬場とパチンコ屋と風俗店とラブホテルが軒を連ね、ダークサイドに堕ちた戸越銀座商店街のようだ。 駅から家までの10分間で、調子がいいと二桁回数の「お兄さん今日どうですか!」を…

悲しみの乗り越え方

ばあちゃんの死から、二週間。 ktaroootnk.hatenablog.com 僕は見事に日常を取り戻している。ばあちゃんとの思い出がよぎって唐突にダメになってしまうことはないし、日々のどこかに空虚を感じることも今のところはない。それがいいことなのか、悪いことなの…

主任になりました

この10月15日あたりの吉日をもって、僕は昇進した。名もなき一兵卒から主任になった。たかが、主任。されど、主任。主に任されると書いて、主任。主任になってみての感慨は割とない。理由としては、同期が割と足並み揃えて昇進するためというのが1つ、あとは…

屈斜路湖に面した三香温泉という秘湯について

今週のお題「私の癒やし」 我らがオホーツクが誇る湖といえばサロマ湖である。日本で三番目に大きい湖。そのくせ冬になれば全面結氷なんていうわけわからん芸当を見せてくれる湖。 サロマ湖の陰に隠れて目立たない存在ではあるものの、屈斜路湖の美しさたる…

魚臭い部屋

魚の匂いが充満する部屋を思い浮かべてください。ガスコンロから流れ出たそれは空気の流れに乗り、どこまでも運ばれて行く。ドアなんて隙間だらけの障壁はいとも簡単に突破。気がつけば臭いからの逃げ場が無くなる。臭気に包まれる。 それが今の僕の部屋です…

躁と鬱の往来が凄い

誰しもが抱える不安やネガティブ。それらに割と振り回されやすいタチである。こいつは実に厄介な性質を持って生まれてしまった。 ktaroootnk.hatenablog.com この記事にあるようなぶっ壊れ現象は不安の類が決壊した時に現れる。最近こそ相当にコントロールで…

告別式

人が死してのしきたりをあらかた終えた。ばあちゃんは一先ず、常世に別れを告げた。僕らもばあちゃんに改めて別れを告げた。 棺に生前好きだった食べ物や道具を入れ、写真を入れ、花を添え、みんなで棺を閉めた。焼き場に行って、無機質な炉に棺が収められ、…

通夜

一番ばあちゃんに見せてやりたかった。葬式なんていくつも参列したことはない。ど素人である。まして、本当に近しい親族の葬式は今回が初めてだった。不義理極まり無いことであるが。素人目に、ばあちゃんを悼む列は随分と長かったように感じた。次から次へ…

体に染み付いた曲順

パワプロにえらくハマっていた時期があった。中学生の頃である。選手を育成する「サクセス」というモードを延々と繰り返し、プレステ2のメモリーカード一枚を選手データでいっぱいにするほどに遊んだ。ほとんど狂っていた。守備職人として鍛え上げた「守 守(…

サヨナラ弁当箱

今週のお題「お弁当」 弁当について詳しいことは以下の記事にあります。 ktaroootnk.hatenablog.com しかし、その話ではない。今日はその話ではないのだ。 今朝、ぎゅうぎゅうぎゅうぎゅうと弁当箱めいいっぱいに炒飯を詰め込んだところ、圧倒的な裂け目を発…

「いつまでが僕らのBUMP OF CHICKENか」問題

BUMP OF CHICKEN www.bumpofchicken.com 彼らに関してはいくつか記事を書いている。僕ら平成一桁生まれが音楽に興味を持った頃、絶大な人気を誇ったロックバンド。 思春期という時期特有の、自意識と葛藤がガッチャガチャになった感情に寄り添い解きほぐすか…

亡くなるということ

母方の祖母が亡くなって、一夜、二夜。一昨年、父方の祖母が亡くなった時、僕は実家に帰らなかった。サラリーマンになりたてだったこともあり、ヘンな使命感が優って、帰郷を見送った。サラリーマンはいくらでも替えの効く特攻隊だということを知らずにいた…

房総の祖母よ

ばあちゃんが亡くなった。母方のばあちゃん。僕にとって最後の祖父母が逝ったこととなる。本日、日程的には予定通りの帰京なのだが、そうした事情もあり、全く違う意味の帰京となってしまった。傍らには母。千葉から北海道に嫁いだ母。今の心中を察するとな…

司馬遼太郎「関ケ原」 ~何が人を動かすか~

今週のお題「読書の秋」 思うところがあって読んだので、書く。 関ヶ原〈上〉 (新潮文庫) 作者: 司馬遼太郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1974/06/24 メディア: 文庫 購入: 7人 クリック: 29回 この商品を含むブログ (75件) を見る 本の概要 歴史小説と…

北海道での日々

ここまで四日間過ごしている。毎日欠かさず届くお仕事の連絡にうつつを感じながら夢のような日々である。 本州諸君、ぬくぬくと中秋の名月を眺めて風流をついばんでいるのだろう。せせこましい日常の中で、たまには月を眺めるもいいではないか。 この世をば …

水のように飲み、泥のように酔う

蝶のように舞い、蜂のように刺したのはモハメドアリであるが、水のように飲み、泥のように酔ったのが昨日の僕である。 幸いにも会社の先輩の結婚式の二次会に呼んでいただいたため、文字通りの酔狂。たくさん飲み、騒ぎ、歌い、手に入れたものは以下。 ・忘…