徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

金木犀の香りとじいちゃん

本日、9月の晦日。まだ台風が南の海上にくすぶっているらしいが、めっきり秋めいてきた雰囲気がある。長袖でも全く不自由を感じることがなくなった。毎朝走る公園では、彼岸花が枯れ果て、金木犀が黄金色に近い黄色い花をコトコトと風に揺らしている。揺らい…

錦糸町ブックオフの接客が凄い

凄い。がしかし、恐ろしいほどの違和感がある。たった100円。税込み108円の本を2冊レジに出しただけである。216円。新品の本1冊も買えない。ジャンプすらも買えない。たったそれだけの商取引きだというのに、ブックオフのお兄さんはものすごいホスピタリティ…

早朝ランニング

9月初旬に心を入れ替え、とぼとぼとジョギングを始めてから、おおよそ一ヶ月。飲み会のうねりに飲まれそうになりながらも、1週間のうちに少なくとも5日は走る日々が続いている。執念である。目に見えて太ったわけでもなければ、体調が悪くなったわけでもない…

スマホ嫌

もう、いいのではないだろうか。生活のあらゆる事象に付帯してくるスマホ。一年間スマホが無い生活か、100万円贈与かを天秤にかけるとすると、結構迷うレベルで、僕らスマホに依存している。 しかし、何につけても目が疲れる。しょぼしょぼする。そもそもが0…

バター愛

ケーキでいえばタルトが好きだ。生クリームとカスタードがたっぷり乗り、その上にイチゴやらキウイやらが色とりどり飾るフルーツタルト。特に生地である。あのサクサクしっとりの生地に惹かれているのである。いくつかケーキが並んでいた中にタルトがあれば…

喉が無限であれば

喉が無限であれば。一体どれだけの歌を歌うことができるだろうか。好きな曲、なんとなく気になる曲。全部歌いたいのに、喉は疲れる。有限であり、消耗品である。 カラオケで曲を入れる番が回って来た時、老若男女様々なアーティストが頭に浮かぶ。歌いたい歌…

四字熟語もじり

高校の陸上の大会において、スタンドを埋め尽くすのは各校の応援旗である。チームカラーで彩られた、赤青黄色の旗がたなびき、横断幕が掲げられる。「挑戦」「限界突破」「最強」各々の学校で、各々の決意が、耳障り目障りにならない文字になって横断幕に刻…

シン・ゲンタ

一昨日あたりから、足の親指に痛みを感じている。踏み込むと痛い。触ると痛い。ほっとくと何となく気になる。痛み寄りの違和感を随時抱きつつ、ここ48時間強の生活を送っている。実は原因はわかっている。深爪の化膿である。僕は爪を切るのが好きだ。手足合…

ここ数日の筆不精についての反省 ~僕の24時間~

ここの所、筆不精である。誰に向けるでもない青くも酸っぱい文章をヘドロの如く垂れ流し、続けてきたこれまでの1年半の間を見ても、なかなか類を見ない無精っぷりである。 一日は24時間。 これは誰の元にも平等に訪れる時である。ビルゲイツも孫正義も、クリ…

大富豪におけるスペードの3が好きだ

大富豪ほどローカルルールに彩られたトランプ遊びもあるまい。3が最弱、2が最強。あらゆる力争いから抜け出し、最強かつあらゆるカードの代用になれるジョーカー。この構図はどの地域も変わらないが、地域ごとに数字に特殊能力がつく。8切りはポピュラーであ…

「最も強い言葉で非難する」とは。

北朝鮮がミサイルをぶっ放したときによく聞く言い回しである、「最も強い言葉で非難する」。AともBとも言わず、具体的に非難したときに間違いなく生まれ得る齟齬を絶妙に躱した言い回しである。「誠に遺憾である」も本当によく聞く。大臣に不明瞭なお金の動…

東京に戻ってきて

北海道から帰ってきてやや二日。一にも二にも主張したいのは東京の不快指数である。「北海道は空気がきれい!」「都会は空気がよどんでいる!」鋭くもない肌感覚でしか測れないアーバンカントリー二元論に首を突っ込む気はさらさらないが、しかし感じてしま…

萎びたミミズに重ねた朝の物語

ある雨が上がった朝。ミミズはこれ見よがしにアスファルトに進出する。湿った土の延長線上に現れた湿り気のオアシス、アスファルト。しゃくとり蠕動運動を繰り返しながら、えっちらおっちらと外界へ出かける。道の半ばに来た時に、ふと気づく。あれ、なんか…

実家に帰ってきています。~いくつかの出来事~

遅すぎる夏休みを残暑にもらったはずが、北海道は秋でした。 最高気温14度という、ひどく寒い北見市。降りやむことがなかった大雨の傷跡は深く、常呂川の氾濫の傷跡がいたるところで見て取れた。故郷に2発連続で訪れた台風は、津軽半島を渡ってしまえばた…

得意なことと好きなこと、どちらを仕事にするべきか

形としては、就活を勝ち抜いて今の会社に入った。お仕事を探すのが就職活動の本来の目的なのだが、副産物として「大人の考え」なんていう漠然としたものを少しだけ学ぶことができるのが、大きなメリットのような気がする。漠然と感じた「大人の考え」なるも…

昨日誕生日でした

15の夜に僕は何をしていただろうか。バイクを盗んで帳の中に飛び込むだけのバイタリティとルサンチマンは当時の僕にはなかった。15の僕に手紙を書いてみようとするも、負けそうで泣きそうで消えてしまいそうな僕はどこにもいなかった。もっと能天気極まりな…

ゆるめるモ!の動画をほんの少し観ただけの感想

ゆるめるモ!なるアイドルグループの存在を知ったのは大森靖子の動画を見たのがきっかけであった。靖子ちゃんの新曲「ぐっとくるSUMMER」でフィーチャリングされているあのちゃんって子がゆるめるモ!のメンバーであり、靖子ちゃんとあのちゃんが2人でユース…

久しぶりに走ったことによる体の変調

およそ1年3ヶ月ぶりのフリーランニング。ポリエステル満点のティーシャツと短パンに着替え、ランニングシューズを履く。日常的に繰り返していた所作だが、淡い日常は幾星霜の彼方に消え、どうこうしているうちにソリッドな体には皮と骨の間に筋肉ではない何…

こち亀連載終了と聞いて

こち亀が終わると言う。これは実家が書店の身としては何かをしたためなければならないと、退勤後の疲労を押して、帰宅ラッシュとは程遠い電車の中でiPhoneを握っている。少年ジャンプにはとてもお世話になった。初めて買ったジャンプを今でも覚えている。199…

MDノスタルジック

家の中で探し物をしていた。飛行機のチケットでポイントをためなければいけないのだが、日々の喧騒と怠惰に任せて放っておいたところいい加減期限が来ることに気が付き、果たしてどこにやったのか探していた。そうなると、大体が一気に掃除をしてやろうとい…

おっぱい包囲網

おっぱいどうですか? さぁ、お兄さん、おっぱい。 飲みですか、おっぱいですか。 錦糸町に越してきて一年とやや半年。酒と泪と男と女の泪抜きバージョンみたいな町、錦糸町。引っ越す以前の20数年の人生を通算して言われた「おっぱい」よりも圧倒的に多い「…