徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

記事の数合わせだけのための酷い文

月末になると一年の何分の何が終わったのかって考える。6月とかは特に折返しだから考えがいがあるというものだ。そういったところで、1月が終わる。12分の1が過ぎる。何の因果か、1日は24時間であり、12時間を2度回すことで成り立っている。そういうわけで時…

思えば最後の乳歯が取れたのもハイチュウのせいだった

ガムを噛んでいたら銀歯が取れた。たった10分前の事である。実家には必ず常備されているガム。一昨年に顎関節症に罹患し、顎がどうしようもなく痛くなって以来僕はガムを買わなくなったのだが、無条件に置いてあるならば食べてしまう。口寂しさを紛らわすに…

歌うたいの風呂ット居間ット家ット

もうすぐ北海道から東京へ戻らねばならない。ここ一週間、毎夜毎晩出かけては飲み食いをしていた。外は白い雪の夜。でも居酒屋の中は本当に温かくて思い出話に花を咲かせまくっていた。百花繚乱であった。 外出先でも羽を伸ばしていたのだが、何しろ実家であ…

緊張感を持ち続けるということ

今、図書館にいる。地元の図書館だ。去年だか一昨年に建て変わったピカピカの図書館。そこはかとなくおしゃれな気分になれる。一生かかってもまず読み切れないであろう量の蔵書に圧倒されながら、手の届く範囲の本を読んだり、どうしても受けろと言われて受…

北山修作詞の歌詞に秘められた覚悟と寂しさ

一昨日我が家と叔父夫妻で飲み会をした後、叔父と二人でカラオケバーに行って二人でさんざん歌った。両親のおかげで50代60代の方との最大公約数的楽曲に多少の耳なじみがあるおかげで、叔父とも盛大に盛り上がれる。現在68歳の叔父だ。年の割には若くて、肌…

僕たちは自然には勝てない。繰り返す。自然には勝てない。

帰郷三日目。順調にあいさつ回りに邁進しております。北国オホーツク、極東の地にて。 高校時代の恩師が理科専門のために天気図が読めるもので、彼独自調べの天気予報はyahoo天気以上気象庁未満の的中率を誇ると巷では噂である。ウェザーリポーター恩師と一…

洗濯をお任せするということ

実家初日。持ってきた洋服が持ってくるなりよれよれであることを指摘され猛烈な勢いで洗濯機にかけられ、ぐるぐる回された上にアイロンとアイロン台との板挟みにあったと思えば生まれ変わったように律儀な真人間のような状態に更生されてくるのを見つめると…

冷気を斬り裂け。

地元に帰ろうとしている。今は機内である。地平の向こうまで広がる雲海と夕日が沈んだ瞬間の空が水と油のように層をなし、なんとも幽玄な景色を作り出している。淡いスカイブルーに鮮やかなオレンジの空は、どこかの高校の陸上部のウインドブレーカーにそっ…

眠気を斬り裂け。

緞帳のように降りるまぶたと戦え。不足はしているが皆無ではない睡眠時間が織りなす朦朧と停滞のランデブーは、僕を遥か彼方獅子座の向こうまで連れて行ってくれる。だがお金を稼いで生きねばならないのは地球の日本の関東の東京。獅子座の彼方カシオペアの…

咽頭焼き切れる

つまり喉がいたいということである。いよいよ来たかと、予定調和的なボス敵と対峙している気持ちである。常々喉は弱い。水槽をイメージしてほしい。4面が違う高さの壁に囲まれた水槽だ。そこに水を注いでいく。そのうち溢れ出す。どこから溢れるかというと…

「やめてよぉ、任務中でしょっ…」「愛にルールなんてないだろ…っ」「んもぅ」

今さっき改行する余裕もない位に思いの丈を綴った文章を書いたのだが、その傍らのテレビではバトルシップというらしいなかなかお金がかかっていそうでありながら比較的しょうもない映画が流れていて、バトルシップ*1ってタイトルらしいのに世界の八割の人類…

真夜中エモーション

多分だけれど遊ぶにも仕事するにもそれぞれがそれぞれにエッセンスのようなものを内包していて、それを把握できるかできないかで生きやすさも変わるし生きる質も変わる。搾取される日々をよしとするか、それにやみくもに立ち向かい文句と唾を吐くか、代案を…

深淵新年

年が明け早やや半月。どうやら昨日はビューティフルムーンが空に浮かんでいたらしいのだが、仕事だ飲み会だなんだとてんやわんやしているうちにムーンは地平の彼方へサラバしていってしまったらしい。思えば年が明けてからしっかりと月を見ていない。 新年会…

大先輩の定年お祝い会の幹事を務めて感じたこと

定年退職される大先輩の送迎会において、幹事を任された。これは思ったよりも大きな出来事で、ここ一週間ほど僕を苦しめた。会場はホテル。規模は60人弱。2時間の時間を渡され、どれだけ盛り上げて感動させられるかを試される会だった。結論から言うと、会は…

「今やらないと面倒なことはすぐやる力」の先にある哲学

眠気、怠惰、疲れ。これらは時として僕らの体と心に重くのしかかり、全く身動きを取れなくさせる。落ちる瞼は万有引力の権化として視界を遮り、萎えた足は錨として僕をソファに布団に縛り付ける。だが髪の毛にはワックス。頭皮には皮脂。肌は日中の汗と汚れ…

リーガルの靴を買って履いている

REGALそれは革靴の代名詞である。意気がり出した中高生の間で突然ティンバーランドのブーツが流行りだすように、社会人ペーペー達の間ではリーガルがもてはやされる。僕はボーナスを貯めている。多分誰が聞いてもビックリするくらい少ない額しか頂戴していな…

「君みたいな人が育つなら子供を産んでもよかった。」

これほどの褒め言葉を僕は知らない。今まで生きてきて、人並みの叱咤と奨励を受けてきた。「よく頑張ったね。」「お利口。」「偉い。」「そんなんじゃ飯食えねぇぞ。」「考えながら動くことができないんですか。」「ふーん、それで?」「まだ終わってないの…

マジックミラー

私のゆめは 君が蹴散らしたブサイクでボロボロのLIFEを 掻き集めて大きな鏡を作ること 君が作った美しい世界を みせてあげる 大森靖子の代表曲となっているマジックミラーの一節である。 先日縁あって大森靖子のライブツアーのファイナルに足を運んだ。しば…

半額になった寿司の旨さについて

晩酌をしない人間が仕事終わりに至福を感じるのは紛れもなく食事の時であり、中でもこの「スーパーで半額になった寿司」に勝る幸せはない。帰宅時間が24時を回らんとするころ、都会のオアシスである24時間営業のスーパーの惣菜コーナーは半額のシールで埋め…

抱負苦絶倒

31日大晦日。仕事納めの後に元気いっぱいカラオケ飲み会ロワイヤルに参戦し、おばちゃんが歌うドリカムかなんかで年を越したと思えばぶっ通しで朝まで歌い続けた。これほどまでに充実した時間はなかったと思う。語らい、歌い、踊り、時間と共に新春夜明けの…