徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

そこに坂があるから走る

恩師は坂が好きだった。 鉄道オタクに、乗り鉄と撮り鉄が存在するように、坂にも好き方がの種類がある。タモリがブラタモリで語るような、地理的な坂の好き方もあれば、ちょっと前に話題になった全力坂(妙齢の女性が全力で坂を走る様を鑑賞するTV番組)のよう…

消灯指示への力学

3度目の緊急自体と、世の中では騒がれている。緊急緊急と言えばいうほど、緊急の味が損なわれるのは皆が承知の通りであるが、緊急を定義し緊急に該当する状況なのであれば緊急は緊急である。緊急事態宣言に際し、東京都は夜8時以降の消灯を要請するらしい。…

結婚しました

結婚をしました。 僕はずっと一人っ子とばかり思っていましたが、弟が誕生しました。兄のような存在、弟のような存在はこれまで何人かいましたが、義理としても兄弟と呼べる存在ができたのははじめてです。生き物とお絵描きが好きで、面白い角度から世界を見…

「ととのう」の真相

徒歩5分圏内に銭湯がある。数年前に新装開店をしたようで、下町の銭湯にしては場違いな程に綺麗な銭湯だ。ここ半年ほど、足繁く通っている。 目当てはサウナだ。 サウナと水風呂。この往復により自律神経系が正されるという。巷では「ととのう」と表されるこ…

「眉村ちあきのすべて」を観てきた

横浜は黄金町。ファッションヘルスが軒を連ねる酒池肉林の中にポツリと佇むシネマジャック&ベティにて、表題の眉村ちあきのすべてを観賞してきた。たまたま予約したタイミングで舞台挨拶もあり、監督とプロデューサーの対談を眺め、パンフを買い、サインま…

それ、誰目線よ

1日に多い日で100件程度のメールが入り、電話は30件ほどかけ、同程度の数の着信が発生する。3年ほど本状況下におかれている。慣れてきてはいるものの、それまで生きていきた情報量とは一切異なる状況下に置かれていると、たまに思う。一切の情報を遮断して自…

踏ん張りどころ

仕事の話である。 今、担当している職務では、いろいろな種類の仕事に携わる。現場をブンブンとぶん回すこともあれば、原理原則からイエスかノーかを判断することも求められる。また、どっちの道に進むか、判断すべき人にどういう判断をしてもらうかをうんう…

にいちゃんの死に寄せて

亡くなった人がいる。 友人とも知人とも違う距離感にある人だ。客観的な事実から僕と彼の関係性を言い表すのであれば「父親同士が高校の同級生」なのだが、親父同士、家族同士の距離感が日暮里と西日暮里の駅間ほどに近いため、ほとんど家族のような関係であ…

電車内でカバンを失くした際の初期対応と心持ち

2020年11月8日(日)22時19分船橋発のJR総武快速線にて、僕はカバンを紛失した。品川にて京急に乗り変えようとした際、駅に降りた段階でカバンがないことに気がつき(千疋屋の手提げ袋は手元にあった)、車内に戻ってしばらくうろついたものの発見されず、新…

万目すべて凍るなり

1950年代後半。戦後の集結と高度経済成長の夜明け、現代日本の礎が築かれた当時、一般家庭に爆発的に普及していった家電、いわゆる、三種の神器。この一角を占めるのが、泣く子も黙る冷蔵庫である。 「蔵」はそもそもが冷暗であり、ものの保存に適した環境で…