徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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バイトの歓迎会に行ってきた

新年会あるんすけど!



バイト先の年下の先輩が持ちかけてきた。

3ヶ月に満たない付き合いである。新年を祝うほど旧年中になにがあった記憶もない。盛り上がれる自信もなかったから颯爽と断ってお家でロンリネスなぬくぬくを貪ろうと思った。



いやーどうだろね、どうしようかな。



嫌とは言わずに嫌オーラ作戦でやり過ごす方向に舵を切る。

引いてくれたらありがたい。



歓迎会も兼ねてなんですよ!



おやおや。

どうやらようこそ新年と並行して、自分と、もう一人の新人のようこそもそこで祝いたいとのことだった。

ようこそをしてもらえど、ようこそしたわずかひと月半後にはもうさよならだよ。それでもいいのかい。

しかし、たとえその新年会兼歓迎会が貴兄が飲みたい理由だとしても、その気持ちは素直に嬉しい。真摯に受け止めよう。



予定空いていたらね!



十中八九空いている予定を確認する。もし何か入っていたら、もし何か入っていたらそっちを優先しよう。

じゃなかったら、行ってみてもいいじゃないか。人の好意を素直に受け入れるのって素敵じゃないか。



空いていた。



空いてたよ!行きましょう!何時にどこ?



23時30分にバイト先に!



いやいやいや。いや。ニ次会かと。むしろ三次会かと。どうやら、23時上がりの人を待ってからの会らしい。どうするミスター規則正しいマン。帰りの電車なんてないぞ。どうする。

終電ニアピンの電車に乗り込んで飲みに向かうのか。いいのか。


電車がなぁ、ないからなぁ…



一歩引いてみる。

「仕方ない。」

この5文字がヤング大先輩の口から出るか。どうだ。



チャリでとか来れます?



ははぁ、チャリね!そら終電もありませんわ!いけるいけるねー!

しかしだ、この間の自動車学校の講義が頭をかすめる。自転車も車両だ。飲酒運転ではないのか。いや、間違いない。飲酒運転だ。規則正しいマンが生活の規則どころか交通の規則を犯すなんてことは断じてである。あかん。

よし、もう腹をくくろう。いい意味で、積極的に諦めよう。



よーしわかった、なんでも行くよ!行きます!よろしく!



ほんとですか!よかったです!



あぁ、なんていい子だよ。変な駆け引きしていた自分を恥じた。終電ニアピン出発が決定した。


出発。いざ、行かんとす。

お疲れー!楽しかったよー!

さよならの声がこだまする車内に、これから出発する男が一人。

過去形ではない。これから楽しむんだ。わかったか。

声にならない叫びを上げる。楽しいとも楽しくないともつかない飲み会に乗り込むんだぞ。この不安がわかるか。わかってたまるか。

読みかけの小説を片手に揺れる。電車に揺れる。

文字が上滑りすることこの上ない。

するんするんのつるんつるんだ。

ごまかしながら、俺はこれから楽しむ、酔う、賑やかす。

言い聞かせてついた飲み会会場。



まあ飲んだ。まあ騒いだ。



結論から言うと、楽しかった。

そしてどれほど年下の先輩から可愛がられているかがわかった飲み会となった。

おう、お前ら、存分に舐めてかかるがいい。

俺は、全てを受け入れよう。


むしろ年上の後輩的な立場が取れてよかった。

やりにくいことこの上なかった今までから少しはやりやすくなりんだろうよ。



23時から飲み始め、午前6時半、帰りの電車に揺れている。

このあと13時からまた働くわけである。なんの罰ゲームか。

いや、お金が稼げるからいいとしよう。この電車賃はゆうに稼げるのだから。いいじゃないの。


まとめ

飛んで火に入ってみたら悪くないことが多い虫。


酔っ払いのクオリティをお許しあれ。

夜明けの街は美しい。

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