行ったところだけでも簡潔にまとめておこうと思う。
2月20日 東京ー名古屋
11時半ごろ東京駅発のバスに乗り名古屋へ。
名古屋に17時ごろに着く。名古屋駅から徒歩30分ちょっとかけて矢場町にある味噌カツ屋「矢場とん」へ。初の旅飯。
わらじとんかつ定食に唸る。しかしこれは名古屋飯の序章に過ぎなかった。
従兄弟と合流、その日は近況をざっくばらんに話して明日に備える。
2月21日 名古屋
朝から気合入れてモーニングを食べに行く。コーヒー一杯でパン食べ放題の店、「シャポーブラン」
名古屋の喫茶店シャポーブランのホームページです。ケーキ販売、ブライダルケーキ、洋菓子のギフトを取り扱います。
朝からバイキングの幸せを享受する。いとこの数学の話を聞く。かけ離れた学問の話はやっぱり楽しい。賢くなった気分だぜ。
店を出て、熱田神宮へ。
熱田神宮トップ | 初えびす 七五三 お宮参り お祓い 名古屋 | 熱田神宮
至極真面目に観光をする。余すところがないほどに巡る。おそらく我々従兄弟しか知らないであろう熱田知識を得て、池を見ながらきしめんをいただく。気づけば名古屋飯第三弾。
散々境内を歩いてからの、さらに歩いて白鳥庭園。
まったりしっぽり園内を冒険する。茶屋の和菓子をいただいたがしかし、添えられた抹茶の苦みに大人を感じる。これを心からおいしく感じることができた利休の舌は良くも悪くもどうかしていたと思う。けど口に出してそんなことは言わない。
閉園ぎりぎりまで粘り、さらに歩いて焼き肉。「華火」
名古屋 錦・名駅・豊田【焼肉 華火】 | 極上の黒毛和牛を個室でゆったりと味わう
肉のうまさを知る。そしてどて煮のクオリティにビビる。だが一週間後にこれより美味い肉に京都の居酒屋で出会うことをこの時まだ知らない。
ちなみに二件目に行って普通のどて煮を味わおうと思ったけど置いてなかった。名古屋あるまじき。
2月22日 名古屋ー神戸
昼前に起きて、喫茶店へモーニング行こうと思ったらすでにランチ。残念ながらお店の名前を失念してしまったねん。ごめんねん。オムライスおいしかったよ。
13時過ぎのバスに乗って神戸へ。
予約していたビジネスホテルが想像以上に良くて。感動の反面もっと安くてもよかったなと反省する。
ゆっくりできました。
ホテルに荷物預けるなり、南京の中華街へ。
浪費ポイントその1。あらゆるキャッチに引っかかって、あらゆる中華を貪った結果、あらゆる諭吉と樋口と野口が逃げ出す。荒ぶる財力。後先を考えないスタイルを身に着ける。ふかひれラーメンと小龍包はよく覚えている。美味しかった。
2月23日 神戸ー鳥取
早めに起きて北野異人館へ。
町並みはスゲーよかった。うん。よかった。ほんの少しだけ、よかったんだって洗脳を自分にかけてあげると、とっても美化されて幸せな気分になれるはず。行ったら実践してみてほしい。
坂を上り、階段を上り、歩き回った末の野菜カレー。
元祖 野菜カレーの店 - 三ノ宮/カレーライス [食べログ]
これはおいしいよー!洗脳いらないよ!
ここのマスターに「どっか良い観光スポットないですか」って尋ねたっけ、六甲山を上げてくれたんだけども。あと1時間でバス出る現実が立ちふさがった。またの機会に行きます。
バスで鳥取へ。闇の中へ。
友人と再会する。最初、テンションの置き場がわからなかったけど、すぐ見つかる。あなたが作ってくれたクックドゥーの回鍋肉の味は忘れません。
大移動が始まる。朝早く出てまず砂丘。
日本海を望む砂場は割と砂漠だった。ラクダが必要なほどなのかどうなのかは県民のみぞ知る。
百円均一のハイクオリティパンを食べてから、ロングドライブの幕開けである。
出雲大社。
大国主についてほんのちょっと造詣が深くなる。ただ熱田ほどの熱をもってして探検しなかった。若干の後悔。いや、なかなかの後悔。そして出雲そばを食べる。旅飯を着々と消化である。
また来てねって言われたからまた来るよって答えちゃったけど、あのおばちゃんは元気だろうか。味はとにかく間違いない。
友人はデザートで食べたパンどらってパンケーキでできたどら焼きをこよなく愛していた。
寒天を練りこんだ、もっちりふわふわの生地『パンどら』 | いづも寒天工房 | 出雲/平田 | ヒトサラ
南下。広島へと突入する。ぶち広島初めてじゃけえのう。
大正義食べログ師範の仰せのままの店チョイス。背油のおいしさを知る。旅飯を消化するというより、最早飯のための旅である。主従関係がぶっ壊れだす。
飯もほろろ、愛媛へ。しまなみ海道を突き進む。ロマンチックに島々を転々とする。点々と光る橋の光が美し。
愛媛。道後温泉に行く。脳内補完第二弾。第一弾はあれだ、北野だ。
次回は詳しい人と、道後にしろもっといい温泉に行きたいです。
友人宅に泊。長い一日が終わる
2月25日 松山ー高松
起きてすぐに松山城へ。
こいつはすごかった。手放しで賛辞を送りたい。というか素直にもう一度行きたい。季節ごとに行ってやりたい。道後からのジャンプアップ愛媛の評価。
昼飯に焼き豚タマゴ飯。反響があって嬉しかったグルメ。
今治 焼豚玉子飯 世界普及委員会 公式サイト | 愛媛 今治 B級ご当地グルメ
白楽天のこれは絶品だった。本旅のジャンクフードの中ではトップレベルのクオリティ。
友人宅の模様替えのための買い物になぜだが付き合い、再びドライブ。
香川。イエス、うどん。
手打ちうどん 鶴丸 (つるまる) - 瓦町/うどん [食べログ]
天ぷらうどんを食べる。コシが違う。なんてわかったふりをしてみる。わからなくても美味し。
ネットカフェに泊まる。長い夜が始まる。うどんのようにね。やかましいわ。近年最凶の夜だったかもしれない。ネカフェには絶対にもう泊まらないと決めた夜だった。泊まる時は夜更かし覚悟の時。
2月26日 高松ー徳島ー淡路島ー沼島
雨。
どこぞのサービスエリアで朝ご飯を食べる。うどんバーガー。もうわけわかめである。冷え切ったバーガーからうどんへの熱意を感じた。
淡路島の真ん中あたり、西淡で友人と別れる。運転お疲れ様。君おらずしてこの旅は成立しませんでした。ありがとう。
バスー船と乗り継いで沼島へ。
旅館の親戚と菩提寺の住職に話を聞いて、沼島のあらましと祖母の家系の諸々について知る。
祖母関係抜きにしてもいいところに違いなかったので、何かのんびりしたい際には是非沼島も選択肢に入れて欲しい。
2月27日 沼島ー淡路島ー神戸ー京都
寝不足に負けて眠気に瞬殺されてのち、朝の太平洋を望む。晴れてて良かった、今旅ベストビュー賞。
完璧な乗り継ぎにて沼島を脱出し、淡路島からバスに乗って再び神戸へ。1ミリも観光せず京都に。
先斗町の夜。まだ記憶に新しい。まっさんでのリアルマッサンとの出会いと、八雲でのザ・タッチの強化版、言うなればザ・タックルなマスターとの出会いと肉との出会い。
旅してる感がピークに達した夜であった。ネカフェの反省のもと、カプセルホテルに泊まる。寝返りうてない苦しさを学ぶも、酔いが全てを飲み込むことも知る。
2月28日 京都ー滋賀(栗東)
京都の朝。歴史を感じつつ朝食バイキングで有名な店に並ぶ。7時半から行列ってどういうことかと。なめて薄着で来た自分を責める。一度入店したら新鮮な野菜パラダイスで数分前の荒んだ心が埋められて行くのを感じた。
その後、滋賀へ。
親族一同とはじめましてをする。たんまりと作ってくださった太巻きと、買って来てくれていた弁当を食べながら、四方八方から飛んでくる質問とお話しに絡んで行く。空気感が非常に実家の一族と近くて血を感じた。これが親戚か。
墓参り後、のんびり語らい、夜は焼肉。肉ばっか食ってる。味は前回前々回のそれの方が良かったがしかしな、今回はこの環境が大事ってもんですよ。滋賀で遠い親戚と食事できる不思議に浸る。
そして泊まる。
3月1日 滋賀(栗東)ー京都ー東京
折角だから家系図作るかという思い付きをきっかけに、過去帳と戸籍を持ち出してプチ騒動が巻き起こる。古文を読む術を多少身につける。必要に迫られると人間頑張るんですね。
昼過ぎ、新居を決めるために東京戻らなければならず、滋賀を後にする。最後まで賑やかに明るく接してくださった。どうお礼していいやらわからない。年賀状書きます。とりあえず。
以上、旅の上っ面でした。
もっと簡単にまとめると、
東京→名古屋→神戸→鳥取→尾道→松山→香川→徳島経由の淡路島→沼島→淡路島→神戸→京都→滋賀→京都→東京
休日部屋から平気で一歩もでない人間が、よく動いたと思う。人の助けを借りまくった旅でした。いつかどこかで皆さんに何かをお返ししたい。なんて何一つ具体的なことを言わないでぼかしているけれどその気持ちは本当です。真心。
何を得たかとか、そういうのはまた落ち着いたらまとめよう。