今週のお題「ゲーム大好き」
これまで所属してきたいくつかのコミュニティーに、必ずいた。スマブラ強い宣言をする彼。
これまで5作かな?出ている、任天堂の大人気ソフト。64で初登場し、子供達のヒエラルキーをも左右する一大ソフトとなった。任天堂の人気キャラクターたちが、画面狭しと乱闘を繰り広げる格闘ゲームである。新作ハードが出るたびに、スマブラはキャラと画質を充実させて発売されている。平成初期生まれ少年少女の共通項だ。
例に漏れず、僕もスマブラを発売当初からやっている。当時確か小学一年。親父がF-ZEROを持っていたこと、ポケモンを腐るほどやっていたこと、リンクの冒険を友達が持っていたこと、そしてマリオ。任天堂に囲まれて育った実としては、大興奮のゲームだった。そう記憶している。
しかし僕は、「俺、スマブラ強ぇーよ」な人種にはなれなかった。任天堂は好きだったけれど、任天堂への愛はスマブラ強ぇーとは比例しなかった。
スマブラはファンゲームのように見えて、猛烈に格ゲーだ。
格闘ゲーム。格ゲー。ストリートファイター、鉄拳に代表されるが、どうやら世界大会が開かれてプロゲーマーが成立してしまうほどの一大産業になっていて、そのプロ達は昼夜努力を続けているとか何とか。ゲームはテレビから離れて一日一時間なんて生易しいことは言っていられないようである。
そう、格ゲーの性質上、強くなるには努力と場数が必要なのだ。我が家はその点猛烈に不利だった。なにしろ一人っ子。日常的に戦えるフィールドが用意されていなかったのだ。マリオカートのようなレーシングゲームは、己との戦いだから問題なく強く速くなれる。しかし格ゲー。本当に好きで、ひとりプレイを延々とこなしたところで、本番は人間と戦うのだ。差が出る。
結局、人並みの強さでスマブラはフィニッシュした。今後の人生でこれ以上強くなる事もなければ、弱くなる事もないだろう。
いつか巡りあうやも知れない我が息子娘には、たとえ一人っ子だったとしても、対戦相手になってやろうと思う。俺、スマブラ強ぇーよ!って言わせてやりたいと思う。
またお題が変わってしまった。くそう。