徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

エチュード

毎月21日はVジャンプの発売日だ。10年前と変わらないならいまもそうに違いない。

子供の頃に意識した数や曜日はいまだに覚えている。月曜日がジャンプ。木曜日がサンデーとマガジン。火曜日がピアノレッスンで、木曜と土曜に碁会所に通う。昔かけていた近所の子の家の電話番号は暗記している。その子が自宅に居さえすれば、いつでも遊びに誘える。いまでも。

あと十年くらい経って、どこにいるかは知らないけど、いま意識していることはずっと覚えているだろう。駅までの道になにがあるかとか、使ってる路線の駅名とか。何曜日が忙しくて何曜日が暇でとか。

どんなどうでもいいことでも、些細なことでも、覚えておきたいなと思う。それは全て自分に溜まって、人生の切り口になる。誰かと話す時、切り口が多い方が面をその人に向けやすい。何かを吸収するとき、切り口が多い方がたくさん吸収できる。

少なくとも21日がVジャンプの発売日だと知っている大人の方が、知らない大人より小学生男子の心は掴みやすいだろう。いまどんな特集をしてるのかは知らないけど。

見ず知らずの人との意気投合や共感の嵐を求め、今日も日々をやり切りました。数十年後今日したことがなんらかの記憶として定着した末に、同じような記憶の定着を為した人と出会えるよう。

さぁ、寝る。