徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

七夕が終わり

何故七夕は願いがかなう日になっているのだろうか。織姫と彦星のランデブー…いや、rendez-vousがうまくいったから、それにあやかろうの日なのか。あまりに図々しすぎやしないか。人の願いがかなったからって乗じて自分の願いまで叶えてもらおうなんて。真意はわからないが。

願いよ叶え系イベントとして代表的なのが、初詣・七夕・クリスマスだろう。神様・織姫彦星・サンタクロースにお願いをする。最近知ったのだが、初詣の時に他力本願なお願いごとをするのはお門違いらしい。私はこれから頑張ります宣言を神様にするのが初詣だと。神様そんな甘くないよと。また、サンタクロースはサンタクロースで、良い子限定でほしいものをくれるが、ものである。願いではない。

するとだ、短冊に願いを書いて吊るし、ざっくばらんに願いを届けられる日と言えば、七夕しかないのではないか。織姫と彦星が天界でどれほどの権力者なのかは全く想像つかない。しかし、まずまずの度量の良さはあるに違いない。

けれどなんとなく、七夕はマイナー行事だ。おそらくハロウィンに食われ、中堅行事に本格的に落ち着きだしている。お菓子をもらえる。ただそれだけのハロウィンに、どんな願いも聞き入れてくれる七夕が敗北している事実。これは由々しき事態である。見直されるべきではないか。梅雨の所為でほぼ晴れず、天の川なんて見えない日本。そもそも地上のネオンで星なんて誰も見ない東京。七夕の日くらい空を眺めてもいいのではないか。せっかく願い聴いてくれるって言ってんだから。

 

七夕を忘れていた一市民の後悔の念でありました。来年こそ。来年こそ。

スピッツは七夕ラブなアーティストとして有名です。今年の七夕にこんな新曲のプレゼントをくれました。

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