徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

喉の渇き

喉が渇いていない時に、喉が渇いている人の映像を見たりすると、唾液でも飲んでりゃいいのにって思うが、実際喉乾いてみると唾液がどれほどまでに水分として出来損ないかがわかる。全く渇きは取れないし、ひたすらに粘着力を増していく。

ふわっと定時退社をして、家路の今だが、まごう事無き渇きに襲われている。渇きに、ひどく乱暴に扱われている。

ズタボロの象徴として哀しくも君臨している松坂大輔が、快刀乱麻のスライダーを武器にメジャーで18勝したころ、彼はアクエリアスか何かのCMで、体内の水分が2パーセント失われるとパフォーマンスが劇的に低下する旨を説いていた。電車にゴトゴト揺られている中、なにがパフォーマンスかと言われるかもしれないが、スマホを弄る指や、文字を理解する脳みそがカピカピになっているのが手に取るように感じる。

そして今の松坂は水分を取るべきだ。


しかし全く別口で尿意は催すのである。体内の水分と言っても、奴らは別なのだろうか。こんなにも水分がたゆたっているのを感じているというのに、体は乾いているという。矛盾もいいところである。

水分の出口入り口に違和感不快感を感じながら、がたんごとん。

あまり揺れないで欲しい。