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徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

雇われて働くか、独立して働くか

仕事は極めてシンプルで、二つしかない。雇われているもの、独立して働くもの。公務員や政治家は国や地方に雇われており、会社員はもちろん会社に雇われている。事業主たちは自ら仕事を作り、こなし、対価としてお金を得ている。

会社員として働く毎日だが、会社の庇護というものは全くもって素晴らしい。税金も保険もある種勝手に収めてくれているし、休みも取るよう仕向けてくれる。お給料は死なない程度に確約され、励ましの賞与も調子がいいと弾む。

僕たち会社員はそれに応えるべく全力で働く。会社の利益・発展が自らの懐を潤すと信じて、日々全力をもってして利益を生む。

実際のところ、そんなわけない。

水道が何事もなく出ることに慣れてしまった僕らが、水のありがたみを感じないように、死なない程度の金を握り慣れた僕らは、日々の仕事をとりあえずクリアしていくことを念頭に置く。どんどんだらしなくなって、そしていつしか、「会社に全力で寄与せずとも、ある程度の給料が保証されるが、全力で寄与したとしても大きなペイバックが望まれない」という哀しい極地にたどり着く。ローリスクローリターンである。

対して、事業主は絵に描いたようなハイリスクハイリターンだ。会社に寄与しなければ生活が破綻するが、働けば働くほどにペイバックは大きくなる。場合によってだが。

どっちがいいやらと考える。組織を我が物と考え、出世競争に身を浸し、勝ち続けるほどに組織との距離が近くなるが、一度負けると組織との距離が大きく開き、ローリスクローリターンを享受する道。かたや、組織と我が身を最初から同化させ、生きるも死ぬも自分の舵取り次第。ハイリスクハイリターンの道。

何に軸足を置いて生きたものだろう。

人生は続く。