徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

帯状疱疹を発症した

なにやらここのところ左半身の皮膚がピリピリしていた。気のせいだと言い聞かせながらポイポイポイポイと日常をぶん回していたが、昨晩ピリピリで目が覚めてからというもの、どうしても左半身が気になり、どう考えてもニキビではない吹き出物が散見され出したのとリンパが腫れたのとで恐怖を感じたため、病院に駆け込んだ。帯状疱疹と言われた。神経がどうかなって疱疹が出る仕組みだという。僕の場合は胴体の方と下肢の方の二箇所の神経がどうかなってるらしい。「今ヘラヘラできる神経を疑う」と、他人以上友人未満の人にかつて言われたことがあるが、確かに神経を疑うべきだった。原因はストレスと疲れ。疾患原因打線の三番と四番を担うであろう二者が僕の身体を蝕んだらしい。昨今の原因探しはストレスと疲れ一辺倒過ぎやしないか。ストレスと疲れですね!と言われれば、誰でも心当たりあるじゃん。みんなそうですね…って気持ちになるじゃん。僕もそうですね…疲れてたかもしれないですね…ってなった。そんなヤワじゃないと突っぱねる力はなかった。お酒は一週間くらい控えろと言われ、運動も差し控えろと言われ、風呂もダメだと言われた。動きたくもないしシャワーで結構だが酒はどうだ。酒は…と思う先から左半身がピリピリピリピリしている。発電でもしてんのかよ。東電に売りつけてやる。とりあえず少なくともここ3日くらいは品行方正をモットーとして生きていきたい。しかし医師はまだまだ発疹広がるよ!と、やけにご機嫌な口調で教えてくれた。まだ股関節からわき腹にかけてのピリピリだが、これがしばらくするとお尻から太もも、腹部にまで広がってくるらしい。注射はしてくれたものの、すぐ効くわけじゃないからね〜とごもっともなお言葉を下さった。おっしゃる通りでしょう。帯状疱疹と病名がついてから、途端に余計具合悪くなってきた気がする。熱っぽいっちゃ熱っぽい。つーかピリピリする。ピリピリが止まらない。高温多湿のアスファルト砂漠も絶対良くない。服を脱ぎ捨てて草原を吹き抜ける爽やかな風にでも吹かれたいと思う。肌に触れるものを極力減らしたい。スーツなんてもってのほかだ。ベルトも苦しい。締め付けないで。ピリピリしてるから、今。可愛い体調不良をいくつもやってきているからわかるが、これもいつかは思い出だ。ピリピリしてたなぁ。痒かったなぁ。その域まで持っていくのにあと幾ばくの時間がかかろうか。さっさと治すに限る。医師からはキマりそうな錠剤をたくさんもらった。飲み切る使命を仰せつかった。ヤク漬けである。大いに結構。まだまだ忙しい。戦線から退場する方針は立てられないのである。