徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

赤巻紙 青巻紙 漢a.k.a GAMI

いよいよ来たなぁこの時がぁ〜!

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漢a.k.aGAMI

 

日本語ラップ、日本のヒップホップを一時期引っ張った男として有名なラッパーである。

 

僕は、別に漢が好きなわけでもなんでもない。ラップにおける言葉遊びは好きだし、フリースタイルバトルは楽しく拝見しているのだが、特別なマイフェイバリットかと言えばそうでもない。

でも今日、赤巻紙青巻紙漢a.k.a GAMIという語が突如として頭をよぎってからというもの、ずーっとニヤニヤしている。馬鹿みたい。

 

巻紙青巻紙漢a.k.a GAMI

 

やはり面白い。

なんでこんなにも巻紙青巻紙漢a.k.a GAMIが面白いのか。殆どの人に伝わらない面白さかもしれない。けど、面白いと仮定して話を進める。

 

巻紙青巻紙漢a.k.a GAMI

の元ネタはもちろん

赤巻紙青巻紙黄巻紙

である。

早口言葉界では1番センターを張りそうな切り込み隊長だ。

早口言葉は、喋りにくく、かつ、ある程度意味がわかる言葉でなければならない。しかしめっちゃ喋りにくくて意味も完璧に通じる言葉なんて都合よく存在しない。だからどの早口言葉も意味の通り方は多少犠牲にしている。

 

さらにその上で早口言葉には2種類存在する。

単語の羅列タイプと文章タイプである。

赤巻紙青巻紙黄巻紙は単語の羅列タイプ。対して、「かえるぴょこぴょこみぴょこぴょこ〜」とか、「坊主が屏風に〜」とかは文章タイプとなる。

どちらのタイプにしろ、やはり意味が通ってそうで通ってなかったり、意味はわかるけどそのシチュエーションなんなのよって異議を呈したくなる言葉が多い。しかも何故かビジュアルが眼に浮かぶ。赤巻紙青巻紙黄巻紙も、喋りながらそれぞれの巻紙がポンポンポンと連想される。色とりどりのロール紙の共演。誰得。

 

で、早口言葉は人がいいにくさを感じる語を繰り返す傾向にある。

赤巻紙青巻紙黄巻紙であれば、巻紙。「かえるぴょこぴょこ」であれば、ぴょこぴょこ。語の繰り返しにより小気味良いリズムが生まれる。リズミカルになればなるほどスピードは上がり、口は回りにくくなる。

 

ここまで羅列してみて。

巻紙青巻紙漢a.k.a GAMI

が面白い理由というのは、

意味はわかるけどワケがわからない単語の羅列の喋りにくさを感じる部分で韻を踏みながら、全く脈絡のない人物が突如として現れる点にあると結論した。

巻紙青巻紙漢a.k.a GAMI

頭の中で赤巻紙と青巻紙が連想されてから、突然漢a.k.a GAMIが現れる。シュール。

漢a.k.a GAMI自身、頭韻が得意であまり脚韻は踏まないのに、早口言葉上ではバチバチに脚韻で揃えてる辺りも面白い。

 

 

同じ原理で、

生麦生米生瀬勝久

も面白いなーってぼんやり考えてたんだけど、こっちの方が漢a.k.a GAMIのラインっぽい。熱い。

 

 

さて、一晩ゆっくり休んで、頭冷やそうと思います。