徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

疲れた

陸上ばっかりやっていた高校生の頃、レースが終わった後に疲れたなぁって家に帰る。あの時は少し清々しいような気持ちだった。結果が出ていたし、結果の出方もわかりやすかった。

いま、ちょっと似た感覚だ。

自分が火種になった企画がうまーく燃え上がり、いい意味でそこそこな範囲の注目を集めた。顧客も満足している様子が手に取るようにわかれば、偉い人たちもしょっちゅう見に来ていた。火種としては感無量である。

ただ、陸上の頃のそれとは決定的に違う。

どんなに成功しても利害が絡まり、お金が渦巻く。うまく行ったように見えてもどこかにシワが寄っていて、どこかを伸ばそうと思えば今のモデルはすぐ壊れる。自分が動けば、自分が鍛えればどうとでもなった陸上。外部要因が少ない分、内省しまくらなきゃいけなかったけどひとしおだった。一方の外部要因だらけの達成感は清々しさに少し欠くかもしれない。

慣れない清々しさに浸る間も無く次々日は巡る。頑張って行く。