徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

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たまに狂いたくなる

狂うというのはなかなかキワドイ表現らしい。気が違うとかもそう。一つの差別的用語として認定されて久しいようだ。

でも、時を忘れて何かに熱中したり、我を忘れて感情に身を任せたり、あのトランス状態をどう表すかというとやはり狂っているとするのが一番しっくり来る。よく考えてみればケモノの王で狂。恐ろしいほど。そんな様である。

大人になるにつれて、狂ったようにことを為しにくくなってきている。幾つになっても上手くトランス出来る人もいるのかもしれないが、少なくとも僕は年々難しくなっている。気にすることが多いからだろう。

一人暮らしなんてトランスのユートピアかと思えば、そうでもない。洗濯に掃除、お腹が空けばご飯。何も気にせずにいる時間が実は少ない。瑣末な面倒ごとに蓋をできてしまえばいいのだろうが、幸か不幸か真面目らしい。全部人並みにやる。すると時間がなくなる。時間を、我を、忘れられなくなる。狂えなくなる。

ましてこれが2人で3人で住みだすともっと狂えなくなるのだろう。狂気に取り憑かれた人間と同居なんて誰もしたくない。それなりにお互いがうまい距離感でやっていくためには、狂気なんて最強の邪魔者だ。


狂気を遠く離れた日々のための反動なのか、どこか狂いたくなっている。酒の力を借りてもいいが、シラフの方がより深くより確かにクレイジーの渦に身を委ねられるから好きだ。

感情の海に溺れ、没頭のクレパスに堕ちたい。

殊に、今の話でありました。

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