徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

どこにいくか知らないけどまた異動らしい

現職一年半にて異動になった。弊社大移動の月は3月と決まっているのだが、比較的異例の9月の異動となりにけり。

一つのエコシステムが形成されている程度には大きな会社であるがために、異動すなわち転職くらいの振り幅がある。そのため、異動すなわち一大事と捉えられがちなのだけれど、それって多分相当弊社的な考えだ。ぶっちゃけたかが異動である。海外のシンクタンクに転職するわけでもないし、新進気鋭のベンチャー企業でSEをするわけでもない。何も大冒険じゃない。

現職一年半にての異動をどう捉えるかは人それぞれである。余程求められたか、余程使えなかったか。でもそんなん考えたってどうしようもないし、上司に聞いたって、真実はどうあっても「求められた」としか言わないのはわかっている。置かれた場所で頑張るしかないのだ。日本語だって通じるし、同じ業態なのだから頑張りもしやすいだろう。

大きな組織にいると様々な力学に晒されて、自分の意向は星屑のように数光年彼方に消え去りがちだ。今回もそんな感じなのだけど、全くもって構わないと思っている。確かにやりたいことはあるし、好き勝手にプランを組ませてもらえるなら自分の好きに組んで生きて行くでもいい。でもそこにイレギュラー要素がブイブイと絡んでくるからこそ面白いのだろう。

一人暮らしで食生活が偏るように、独りよがりの人生設計は自分本位に偏る。自分の想像の範囲の中で、自分が思っている程度の未来しか訪れない。ただ、全く及びつかない力が働くと、好き嫌いを超えた何かと出くわす。吉と出るか凶と出るかは知らないが、どっちにしたって僕のメニューにはない料理である。食べてみる価値はある。

 

六畳一間の部屋にこもって生きているだけじゃ波風が立たない。波風が立たなければ感情もブレない。感情のブレがなければ曲もかけないし文章も思い浮かばない。それじゃ人生面白くない。しんどいも楽しいも、振り返えればまずまずいい思い出になる。いい思い出にするために、なんとかかんとか着地を決めようと努力するのである。

人生面白くなったもん勝ち。ぼちぼちやっていく。