徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

バンドやりたい

今すごくバンドがやりたい。猛烈。烈しく猛るほどにバンドがやりたい。

高校のころは勢いバンドを組んでいた。練習もろくにしないというか、各々の部活の関係で対して集まれない連中同士が集っていたから、バンドのためのバンドではなく、文化祭やら十代のみんなでバンドコンテストしようぜ的イベントの前にぼちぼち活動するバンド。まじめにコピーした曲がいくつあったか。たぶん両手で十分足りる程度の曲しかきちんとカバーしてない。と言うか、技術向上への意欲がそこまで皆高くなかったのか知らないけど、どう考えても弾けてないし弾けそうもない曲に体当たりして、ノリと雰囲気だけで感じ取って貰いましょうって生ぬるい考えの下のバンド活動だった。

あれから4年。人と何かしら音楽をする事がなくなり。寂しい。なんか今猛烈に寂しい。マイナスの方向に烈しく猛っているしょんぼりだ。

この四年間というもの、ひとり6畳一間で曲を作っては録音していた。最初は自分の声のしょぼさと歌の下手さに穴をあったら次の世まで冬眠したいほどの恥ずかしさを覚えたものだった。いかにせめて聴かせてもいい歌を歌うか試行錯誤を繰り返して、声の出し方と言うのを我流でつかんできた。一人暮らしやることないからギターも割と弾いた。上手くはないけど下手!って言われる程でもない中の下テクニックを得た。

自分なりにやってきた諸々を、誰かと分かち合いたいのですね。切実に。あぁ、もうバンドじゃなくても、ふたりでギター弾くだけでいいからなにかしたい。

 

全ての原因は井上陽水清志郎の帰れない二人のライブ映像を見てしまったことなんだな。あんな作曲をしてみたいしあんな演奏をしてみたい。誰に見せなくてもいいから、部屋でふたりやら三人でニヤニヤするだけでもいいから、チャカチャカギター弾きたい。