こういう状況を北海道ではわやと言うのだがな、中国地方の連中も使うらしく、奴らが本家だって言ってるわけだ。そうだよきっと。君らが本家だよ。
世の中ではツイッターが流行るというか、もうあたりまえツールとして認識されている。意識高い系ツイートだのろけツイートだ病みツイートだていろんな種類のつぶやきがカテゴライズされている。
代表的なので、鬱ツイートってジャンルがある。
日々抱える鬱々とした気持ちを吐き出す先がツイッター。親指人差し指に思念を込めて放り投げる不満やら怒り。
はっはー何そんなことつぶやいてんだよまじガキじゃねーんだからさー
そんなこと思ってたこともありましたがしかし、今その気持ちがよくわかる。
あぁそうさ、引越さ。
世の中が発達するにつれて引越がややこしくなっている気がしてならない。荷物だけ持っていけばいい時代は遥か彼方イスカンダルのそのまた向こうに消え去った。いまや引っ越しはあらゆる情報を移し、あらゆる回線を移し、そして目に見えない不要な諸々を断つ(解約)というインヴィジブルな戦いとなっている。
目に見えないものが大切なのよ。ロマンチストは言うだろう。愛がどうだ、夢がどうだ。目に見えないものくくりでは情報もネットも同じだ。愛も夢もネットも電気もガスも水道も戸籍ももう一緒なんだ。
そんなもん知るか。今から、いまから唯物論者になる。決めた。目に見えるものしか信じない。もうネット回線を首に巻かれてNTTとかの飼い犬になるのはやめだ。ルーターモデムもろとも回線引きちぎってやる。開戦だ。テヘ
山のように積もったダンボールの中には確かに数日前に厳選した衣類や本が入っている。こいつらもそうだ、全部捨てちまえば分かりやすいんだ。こないだ断捨離とか言ってたのが嘘みたいだ。全然持っていく気満々じゃん。荷物多いじゃん。しばらく部屋を離れて客観視できたわ。荷物多いわ。これ。
ただでさえ大切なギターベースギターギターたちが引っ越しを待っているというのに束になってもギター一本分の値段に満たない書籍や衣類たちをいの一番に持っていこうとしていた俺がばかだった。AKIRAよろしく手のひらでブラックホールでも作れたら今すぐ全部吸い込む。二度と娑婆に出てこないでいい。段ボールなんて。
せっせと明日やることをメモして、これだけは今日のうちにやっとこうってマメに準備をしてきた。まっぴらだ。ぴらっぴらだ。些末なことに捉われている暇なんてないんだ俺は。夢がある希望がある持病がある。ボーイズビーアンビシャスな大地で育った男の子がちまちま電気料金の移転で電話している場合じゃない。今すぐ酪農とか始めるべきなのか。どうなんだ。わけわからんわ。
一先ず胃袋が空腹の怒号をしばらく前からあげているから鎮めて来ようと思う。家を出て帰ってきたらティンカーベルみたいのが家を綺麗にしててくんねーかな。ねーか。
きっと、明日の午前中から真面目に引っ越し準備する。真面目の前の退廃。嵐の前の静けさ。近いものあるよねー。