徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

脳ストップ

見方によっては肉体労働ではなかろうかという職業についている。少なくとも頭脳労働に全振りした職業ではない。体を使いながら頭を使いましょう。じゃないとあんぽんたんのまま生きていくことになるわよ。会社に入った頃、人事の物腰柔らかそうなおばちゃんが鋭い口調で訓示を述べていたことを今でも先月のことのように思い出す。

こうしてブログを書こうとしているわけだが、身体と頭がなかなかに疲れていると、全くもって意味のない行動を親指がする。ホーム画面で無意味なスワイプを繰り返したり、Yahooを開けて閉じて開けて閉じて繰り返したり、いざ執筆ページにたどり着いてもほぼ何も書けず仕舞いで明日を迎える。でも変に抵抗して書こうとするからやはり無為に時間が過ぎていく。

寝りゃあいいのだ。さっさと休みゃあいいのだ。だが仕事がそうはさせない。400メートルを全力疾走した時のあの脳みそがストップしてるのに達成感が滲み出る疲労感とはまったく異質の疲れ、酷く舌触りの悪い疲れを仕事がじんわりと蓄積していく。なんとか吐き出そうと親指やら人差し指やらを動かすも、おなじみの無意味ムーブを繰り返す。メリハリのないのっぺりした疲労回復になんの意味があろうか。いや、ない。

3分だけ、目でもつぶろうと思う。