なでしこもそうだけど、今日この曲に言及せずしていつすると。
雨の日と月曜日は [日本語訳付き] カーペンターズ - YouTube
入りのハーモニカの音だけで、ものすごくノスタルジックな気分にさせてくれる曲だ。雨の日と月曜日という、社会の憂鬱を一手に引き受けているような言葉の雰囲気を、この上なくうまく表現していると思う。曲調とカレンカーペンターの声がすべてを物語る。
歌詞も、決して頑張ろうとか、憂鬱を何とかしてやろうとか、アクティブなことはなにも言わない。
ああ、憂鬱。ああ、寂しい。やることないなぁ。昔はよかったなぁ。
要約してしまえばただそれだけのことだ。アンニュイ甚だしい。しかし、それが雨の日だし、月曜日だ。
同じ雨でも、Singin in the rainのような明るさも、CCRの「雨を見たかい」のような反戦に対する含みもない。ただひたすらに自分の内面に落ち込んでいく感情を歌った歌。誰もが抱える当たり前のような憂鬱も、これだけ美しく歌われてしまうと、肯定されている気になってどこか清々しい気持ちにもなる。
Hungin' around
Nothing to do but frown
Rainy days and Mondays always get me down
一字一句あっているかはわからない。短いサビだけど、強烈に頭に残るメロディー、ひどくひどく持て余している時間。
是非聞いてみて下さい。