徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

パソコン得意?って訊かないで。

大先輩がたからこのようなお言葉を投げかけられる事が多い。多分これは、平成生まれゆとり世代の誰もが経験のある事であろう。SEとか、日がなキーボード叩きまくる職種でない限り、若者はパソコンに詳しいと思われている節がある。

何かパソコン上のトラブルに直面した時にテンパらないくらいのデジタル抗体は持っている。諸先輩型よりは恐らく得意な部類には入るのだろう。だが、勘違いしないでほしい。全くもって詳しくはないし、得意と胸を張って答えられるレベルになんてない。100メートル走20秒で走る人と18秒で走る人が競っているようなものだ。クスクスの背比べである。

ここで得意ですよ!って答えて、全く太刀打ちならない出来事が巻き起こっていた時、僕は無実のがっかりを背負わされる。「なんだお前得意って言ったじゃん。」そんな目を向けられる。だから得意って言いたくないんだけど、苦手ですって言ったら言ったでどうも逃げの姿勢と取られて期待外れとなる。

つまり、僕ら若者がパソコンに強くないという事自体が罪である。こんな結論に至る。進めど戻れども地獄ならば空を飛べって事だ。

似たような問いに、「今日暇?」がある。

暇だけど暇だったら何が待ち受けているのか恐ろしい。暇じゃないけど何か面白い事が待っているのかもしれない。現場入っている予定と天秤をかける意味も込めて、暇?の先にある言葉をぜひすぐに聞きたい。

まず、目的を教えてほしいのだ。こういう理由で、あなたに問いを投げかけているよって、それを知らないと答えに窮する。

ギター弾ける?→弾けます。→じゃ、これ弾いてみて。(ツェッペリンの楽譜を渡される)

こんなの反則じゃん。無理じゃん。弾ける?って訊かれて、ツェッペリンまで求められるなんて思わないじゃん。もっと一般的な話だと思うじゃん。目的を知らない問いに気安く答えるとこんな明後日な要求をされる。

まぁもう面倒だから全部うっす!って答えてしまうのだけれども。