徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

サラバ家賃補助〜次の家をどうするか〜

引っ越し

ここのところ最大のテーマである。

僕は間も無く引っ越すこととなる。それは、間違いない。理由ただ一つ。金銭的なそれである。

弊社の福利厚生の一つとして、本籍が遠方の場合に家賃補助が出るシステムがある。北海道北見市という異国に本籍を構える僕は待った無しで家賃補助の奪取に成功した。

しかしそこには特約がついていた。

入社してから3年間の支給。主任になったら家賃補助を外します。

 

ktaroootnk.hatenablog.com

 

僕は主任になっていた。

2万円くらい給与ベースがホップする。がしかし、家賃補助が外れる。具体的な計算式は控えさせていただくが、僕は昇進したことにより実質数万円の減給処分となった。

さぁ、すると、選択肢は二つ。地獄の赤字生活に突っ込んでいくか、引っ越すか。

正直、選択の余地などはない。引っ越さないといけない。背に腹は変えられない。

 

どこに引っ越すか

これに頭を悩ませることしばらく。悩みの種である。

今は錦糸町から横浜まで通ってはいるが、いつ異動になるかは知れない。横浜に全力で懐いていく姿勢をとった瞬間に突き放される可能性だってある。だからなるたけどこにでも動けるような立地に住んでいたいのだけれど、それが錦糸町だった…でも引っ越さなきゃいけない…と無限に悩んでいる。

本当のところの候補は四地点程度。

  • 錦糸町近辺継続路線
  • 北千住のあたり
  • 蒲田のあたり
  • 横浜全振り
錦糸町近辺継続路線

錦糸町継続路線はとても楽だ。

勝手知ったるこの界隈。一つとか二つとか駅をズラしたり、北に何マイル、南に数里動いてみたり。微動で済ませるパターンだ。生活の変化はあまりないため、ストレスは少ないだろう。

ただ、忘れちゃならないのがこの界隈の家賃相場である。高い。高すぎる。ただでさえ歯ぎしりが止まらないっていうのに、さらに歯を食いしばらなければいけなくなってしまう。歯がなくなっちゃう。

 

北千住のあたり・蒲田のあたり

北千住・蒲田に関しては弊社全事業所に比較的アクセスしやすいポスト錦糸町たる街である。さらに、この錦糸町のゴミゴミ感と風紀の乱れもきっちり引き継いでくださっている。

先日後輩から、「田中さん今錦糸町離れて閑静な街行ったら寂しくていらんないと思いますよ」って言われたんだけどあながち間違っちゃないと思った。寂しいよ。寂しい。ごちゃごちゃになれるとごちゃごちゃが愛おしい。

でも、錦糸町に準じて家賃高い。そこそこする。

 

ktaroootnk.hatenablog.com

 

横浜全振り

横浜全振りパターンもなくはない。何しろ家賃が安い通勤が抜群に楽になる。終電が遅くなる。幸せである。

ただ、万が一の異動リスクは高い。ヘッジできていない。全資金をベットしている気分である。

 

 

以上のような逡巡の結論を年内には出さなければならない。

飲み屋で知り合った不動産屋に特別になんか紹介してくんないの?って話ししたら、仕事ナメんなって窘められたので、なるほど世の中というのはそうそう甘くないようだと学んだ。次は不動産屋じゃなくて地主と知り合いたいんだけど残念ながら飲み屋に地主が来ない。どうやら特別料金で転がり込むのはなかなか難しいようである。

 

正直、あまりこの辺から離れたくない。

社会人になってから、この辺での知り合いが増えた。旧知の、とても仲のいい友達が近くに住んでいる。ご飯屋さんも、居酒屋も。

けど、そこそこな別れをしてこその次の出会いだということもわかっている。

仙川から錦糸町に引っ越してきて、全然違った世界が広がったように、錦糸町から次の街に引っ越したらまた違った世界が広がるのだろう。それは楽しみでもある。

愛着と安心が片側、期待と不安が片側に乗った天秤がゆらゆらして止まない。感情と理屈の往来に酔いそうになる。

 

正解のない、ごく個人的な悩みであった。次の春を僕はどこで迎えるのでしょうか。