徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

耳裏トラフィックジャム

目が悪いって話したじゃん。

何しろ10歳からメガネである。20代そこそこにしてメガネ人生が裸眼人生を上回ってしまった。

中学高校くらいまでは、自分にメガネをおしゃれとする考えがなかった。ただの視力補助器具だ。今流行の縁で遊ぶようなメガネなぞもってのほか。地味な銀色とか茶色の全然目立たない系メガネを着けていた。もちろん、2万円くらいはするしっかりとしたつくりのメガネである。

メガネがお洒落ツールに認定されていることに気が付いた大学入学後。ぼちぼち、メガネで遊びだした。メガネ程度でそんな極端に人相変わらんねん。そもそもメガネの段階で素顔じゃないんだから、もうメガネなんてなんでもええねん。

メガネで遊ぼうとすると安さが大切になってくる。2万円の遊びより5000円の遊びの方が学生らしくていいでしょう。そういうわけで手を出した低価格帯のメガネ。JINSZOFF。二大巨頭だ。JINSが近くにあったからそっちを選択。

そして掛けていますJINSの7000円くらいのメガネ。

正直、至って着けやすい。従来の半額以下の値段で、薄型レンズになるこのクオリティ。丈夫さも並みにある。革新的なことだと思う。

 

ただ、今のメガネはどうやら顔の形に合っていないようで。耳の裏がひりひりする。一か月くらいひりひりして、しばらくマメみたいに硬くなって、また破けてひりひりして…をここんとこずっと繰り返している。

丁度今ヒリヒリ期だ。辛い。

さらに追い打ちをかけるようなことがある。

マスク。

冬である。乾燥の季節。今季は徹底的に風邪対策をしてみようと、普段からマスクを欠かさないようにしている。その効果もちゃんと実感できている。

季節の中で - 徒然雑草

 

体調的には満足いく結果を得られているものの、耳の裏的には不満足極まりない。メガネの重量とマスクの鋭さがドッキングして襲ってくるのである。耳大パニック。

でも、マスクを外してしまうと今冬の目標が潰えてしまう。メガネをはずすと人間としての尊厳ある生活が奪われてしまう。やはりしわ寄せは耳の裏に行ってしまうのだ。痛みを我慢するのが一番容易い。

 

帰省ラッシュの、フルマラソンを優に超えていく距離の渋滞も、気が付けば流れていく。耳の裏でたった二台の車が絡まっているだけの渋滞なんて、なんてことはないだろう。すぐにほどけて消えるさ。

ただ、小林製薬とかが耳に優しいマスク「ミミマモール」とか発売したら飛びつかせてもらいたい。

我慢してても痛イヤー。