徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

ハートフル秋葉原

ベトナムからはるばる日本に留学に来ている大学生を道案内した。秋葉原にて。片言の日本語で、2週間前に日本に来たと。そして日暮里に行きたいと、必死に伝えてくれたそのパッションに胸を打たれた。そんなのおじちゃん電車に乗るまで見送っちゃうよ。

果たして自分は、と考える。身寄りのない外国に単身飛び込んで生きていく自信が全くない。いくら治安のいいところに行ったとて、外が怖いだろうし、街が怖いだろう。知らない文字に知らない言語。英語だってなんとなくはわかるもののの、なんとなくしかわからない観光だから楽しめている部分も多い。海外グアムしか知らんけど。

まして都会から田舎に行くならまだしも田舎から都会だ。しかも秋葉原。大都会だ。さぞ不安だったろう。


自分本位だけど、声かけやすい存在でいられてよかったなと思う。アメリカに行ってタトゥーまみれのお兄ちゃんに道を聞こうとはしない。やっぱりそこそこ人の良さそうな顔を選ぶ。秋葉原のそこそこ混んでるホームの中で、選ばれたわけがあると信じたい。そんな存在であり続けたい。

平たい人助けをした心地よさとともに、今日はよく眠れそうです。

彼は無事日暮里についただろうか。だといいな。