徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

作曲へのモチベーションは実はネガティブ

曲をつくったよ!二日酔いの曲だよ!作る度に最高傑作な気がしてしょうがないよ!手前味噌だよ!もう自分が味噌になっちゃいそうだよ!

 

曲作ったらそりゃ誰かに聞いてもらい訳で。完全自己完結の作曲なんてできないわけで。高校の頃バンド一緒にやってた連中とか友達連中に連絡をする。

曲作ったから聴いてよ

この作曲した旨の宣伝作業はものすごく恥ずかしいんだけど、やらざるを得ない。羞恥心より聴いてもらいた心のがその瞬間勝るからしゃあない。厚顔無恥オーライで人間拡声器になる。人の迷惑なんて考えないで拡声器になる。否なら聞かなきゃいいんです。絶対聞けなんて言わないんです。

宣伝中にままある反応として、よくそんな頻繁に作るねってものがある。モチベーションの高さを褒めていただいて何よりである。でも、せっせかせっせか曲を作るそのモチベーションのありかは、実は全然前向きじゃなかったりする。

端的に行ってしまえば時間つぶしの趣味なのだ。映画見たりするのとなんら変わらない。アウトドアよりインドアが、受動より能動が好きだったそのニッチなニーズを満たしてくれた作業がたまたま曲作りだっただけなのだ。

だから、作曲より楽しいことがあったら全然そっちに飛びつくし、忙しかったら見向きもしないし、なんなら作曲よりも楽しいことなんて星の数ほどある。

つまり、最近こいつ曲ばっか作ってんなって感じられるその頃私は時間が余っています。やることない状態から脱したくて曲を作っています。忙しい時間を切り詰めてまで曲を作るコンポーズホリックでは決してない。好きは好きだけどね、時間かかるしね、かといって誰が聴くわけでもないからね。

 

二日酔いのあの苦しみさえ曲にしてしまえばなんてことはない笑い話だ。世の中たいてい笑い話だ。そう思わせてくれる作曲には割と助けられているところもあるけど、でも、もし何か面白い休日の過ごし方とか、趣味とかご存じな方はぜひ教えてください。私をできれば部屋から連れ出してください。