反省を活かさない愚かな生き物
いよいよ引越しをしようと思う。
まだ物件を見たりとかはしていないのだけれど、エリアもある程度定め、検索したら一番上に出てくる不動産サイトで部屋をみる。
グーグルマップを駆使しながら新居の生活を想像するのは本当に楽しい。ストリートビューで辺りをうろついている間に茫漠たる時間が経っている。精神と時の部屋で部屋探ししたい。
部屋を探す、新しい家に引っ越す。
この作業はめっちゃ楽しいのに、それにまつわる瑣末な業務が面倒臭いこと飲みに行っても自慢話に終始する上司の如し。林のように黙ってろ。
いいとして、役所関係の手続き、クレジットカードの手続き、ライフライン、ネット環境、管理会社とのやりとり。何から手をつけたらいいのかわからない。スーパーゴミ屋敷の掃除を命ぜられた気分である。
こういう時に絶対役立つのが前回引越し時の情報。
そう、僕は3年前、確かに引越しをしてきている。全くの素人ではない。しかもブログがあるではないか。何かしらの情報が残っているはずである。
過去の記事を探してみた。
すると、引越しについての感情の動き(旧居への思い・瑣末な手続きへの苛立ち・ダンボールに変貌していく生活への問いかけ・新生活への不安)は克明に記されているものの、実際に何をどこに届けでたとか、次回引越しへの反省などの使えそうな情報は一個も書いてなかった。仕事の出来なさが露呈されている。
というわけで、暗礁に乗り上げたまま陸路をゴリ押していくことになりそうな今回の引越し。
今度こそは使える情報を残していきたい。
固く、決意する。