徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

マウスピースもといナイトガードの勧め

とりあえずみんな作ってみるといい。

睡眠。

それは究極の無意識。

僕たちか自らの睡眠を知ることは難しい。寝相がいい人、悪い人。いびきをかく人、かかない人。人から指摘されて始めて睡眠中の態度を知れるが、そうでなければいつまでたっても闇の中。撮影するほどのバイタリティを発揮できれば別だけど。

そんな無防備な睡眠中に歯ぎしりをする人が一定数存在する。

僕がそうだ。

歯ぎしりによる顎の痛みに度々悩まされてきた。違和感から始まり、口の開閉に痛みが伴うようになり、いよいよ開かなくなる。寿司が口に入らない。欠伸ができない。

痛いから顎を気にしまくる日中とは裏腹に、食いしばり、噛み、容赦なく自らの顎を痛めつける夜間。ダブルスタンダード。痛めつけたいのか、治したいのか、自分でもわからない。睡眠中の僕を問いただしたい。

事態を解決するためには、やれストレスをなくせだ、やれ噛み合わせをよくしろだ、小五月蝿いことばっかり言われるので一向に食いしばり事情は解決されることはなく、ここまで大きくなってしまった。そこで、もう対症療法にしようと。妥協しようと、決めたがやや2週間前。

 

とりあえずみんな作ってみるといい。

マウスピース。もとい、ナイトガード。

自分が歯ぎしりしていると知り、顎が実際痛くなってからというもの、寝るのが怖くなっていた。何しろ寝たら確実に歯ぎしりするのだ。考えても見て欲しい。二日酔いで具合悪くて寝ながら酒をガバガバ飲んでいたり、目が乾燥して仕方ないというのに寝ながらめっちゃ目が開きっぱなしだったり。歯ぎしりはそんなめちゃくちゃとほぼ等しい状態なのだ。恐怖だろう。

そこで、ナイトガード。

これ、別に歯ぎしりがなくなるわけではないらしい。軽減はするものの、なくなるわけではない。でも、歯へのダメージは極端に減る。これがでかい。

実は歯ぎしり、顎ばっかりじゃなく歯自体にも相当にダメージを残す。顎の痛みは顎付近の筋肉を解すとかでよくなっていくらしいが、歯はどうしようもない。生え変わらないのだ。

歯ぎしりをしていると知ってからというもの、歯が割れてしまうことが心底怖かった。歯が削れ切って神経がコンニチハした時、耐え難い痛みが襲うという。いつ来るかわからない激痛。大地震が起こると言われる地域に住み続けている感覚に近いだろう。明日来るかもわからない恐怖に怯えながら生きていたのである。

ナイトガードは恐怖を解きほぐす。

顎はまた痛くなるかもしれない、けど、歯が砕ける事だけは避けられる。この安心感ったらないのだ。しかも保険適応で5,000円と1週間で作れてしまう。5,000円で買える安心なら、買う。買ったほうがいい。

 

鏡の前で、イーってやってみて、左右の歯の減り具合が違ったら、それはあなたが歯ぎしりをしているサインである。その減っている方の歯が割れるのは明日かもしれない。減っている方の顎が開かなくなるのも、明日かもしれないのだ。

 

とりあえずみんな作ってみるといい。

マウスピース。もとい、ナイトガード。