徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

「書き出す」という健康法

目の前に引っ越しが横たわり、仕事も仕事で迫ってきている今日この頃。気だけが焦る。

やらなければならないことは多い。あれもこれも…と頭の中を濁流のごとく駆け巡り、焦る分だけ身体は怠くなり、何もしないという愚かさ。


何となく山積している状態ほど健康上悪いことはない。見えない敵に相対しているのと同義で、どうあがいても勝てない。


ドラクエ3。

最後のボスであるゾーマと戦う際、勇者は光の玉をかざす。するとゾーマを包み込んでいた闇の衣が剥がれ、戦いやすくなる。

光の玉を使わなくても問題はないのだが、楽に勝とうとすると光の玉は必須なのだ。闇の衣がついたままのゾーマは恐ろしく強い。まず勝てない。


ドラクエ3における光の玉が、本件における「書き出す」である。


やらなきゃいけないこと、片付けなきゃいけないものをひたすら書く。書き出す。で、可視化する。茫漠たるやらなきゃいけないに覆い被さっていた闇の衣を剥がすのである。

すると、割と何とかなりそうなことに気がつく。どうして行ったらいいか、建設的に物事を考えられるようになる。

それでもタスクが多い時は、まぁ別に完璧にやらなくても何とかなるさくらいな気持ちを持つとより健康にいい。


こう、一生懸命自分に言い聞かせて、やっとこさ片付けている。

さっさと終わらせてしまいたい。さっさと越したい。家も、年も。