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徒然雑草

踏みつけられるほどに育つ

血液型信者

大学で心理学を学んだ。心理学の一面は統計学である。Aという特徴を持つ人たちはaという傾向があるよ!ってのを量質両面からサンプル取りまくって立証していくお仕事だ。統計の網で払って、仮説に信頼が置けるようであればそれは真だし、逆ならば疑だ。

よくあるのが行動傾向とストレス対応との関係をみるとか。ここでの「行動傾向」と「ストレス対応」って主語を変えていくと、ぶっちゃけなんだって調べられてしまう。

さて、血液型である。心理学のレールの上だと、血液型と性格の相関関係はなかったことになっている。血液型占いは本当に占いでしかなく、どんなにO型っぽいO型がいたとしてもそれはたまたまである。

と、いうことをわかっていながら、コミュニケーションツールとしての血液型の話ほど便利なものはない。世の中のお姉さまがたは血液型こそ全てみたいなところがあるので、血液型トークに乗りまくっていると自ずと会話に混ざりこめる。間違っても「いやそれ心理学では否定されてますから」なんて言ってはいけない。お姉さま達の世界においてはお姉さま達がルールだ。お姉さまが地球は平らですっていえば、平ら。

でもまあ、体を流れる血液が司ることやものもいくばくかあるのではないかって気持ちもわかる。古代、病気は血の淀みが原因とされている時期があった。病気になったら血を抜いていたという。それほどまでに、血は大切で、特別だったのだ。性格を左右するって話もわからんわけではない。何しろお姉さまがたの真実だから。認めよう。

パソコン得意?って訊かないで。

大先輩がたからこのようなお言葉を投げかけられる事が多い。多分これは、平成生まれゆとり世代の誰もが経験のある事であろう。SEとか、日がなキーボード叩きまくる職種でない限り、若者はパソコンに詳しいと思われている節がある。

何かパソコン上のトラブルに直面した時にテンパらないくらいのデジタル抗体は持っている。諸先輩型よりは恐らく得意な部類には入るのだろう。だが、勘違いしないでほしい。全くもって詳しくはないし、得意と胸を張って答えられるレベルになんてない。100メートル走20秒で走る人と18秒で走る人が競っているようなものだ。クスクスの背比べである。

ここで得意ですよ!って答えて、全く太刀打ちならない出来事が巻き起こっていた時、僕は無実のがっかりを背負わされる。「なんだお前得意って言ったじゃん。」そんな目を向けられる。だから得意って言いたくないんだけど、苦手ですって言ったら言ったでどうも逃げの姿勢と取られて期待外れとなる。

つまり、僕ら若者がパソコンに強くないという事自体が罪である。こんな結論に至る。進めど戻れども地獄ならば空を飛べって事だ。

似たような問いに、「今日暇?」がある。

暇だけど暇だったら何が待ち受けているのか恐ろしい。暇じゃないけど何か面白い事が待っているのかもしれない。現場入っている予定と天秤をかける意味も込めて、暇?の先にある言葉をぜひすぐに聞きたい。

まず、目的を教えてほしいのだ。こういう理由で、あなたに問いを投げかけているよって、それを知らないと答えに窮する。

ギター弾ける?→弾けます。→じゃ、これ弾いてみて。(ツェッペリンの楽譜を渡される)

こんなの反則じゃん。無理じゃん。弾ける?って訊かれて、ツェッペリンまで求められるなんて思わないじゃん。もっと一般的な話だと思うじゃん。目的を知らない問いに気安く答えるとこんな明後日な要求をされる。

まぁもう面倒だから全部うっす!って答えてしまうのだけれども。

パスドラを引退しました

連続ログインが確か1500日ほどになっていたはずであるが、この度、パズドラを引退することとなった。

iPhoneの画面が割れたことに起因する。

これまでに、機種変と動作不良によって二回のiPhone交換のタイミングがあった。二度ともデータを引き継いでのプレイを続けていた。しかし今回に限って、データ引き継ぎの準備を忘れてしまったのだった。単純な作業ミスである。

本当は、ガンホーに問い合わせればデータ復旧が可能だ。遮二無二手段を選ばなければ、またパズドラをプレイできる。でも、もういい。もうたくさん遊んだ。

僕がAndroid携帯からiPhoneに変えたのはパズドラがやりたくてのことだった。周囲で流行りだし、羨ましい目でずっと見ていた。僕が持っていたアンドロイドはパスドラに対応していなかった。次の機種変では絶対にiPhoneにするぞと心に決めていた頃、丁度auでもiPhoneが発売されて、キャリアを変えることなく僕はiPhoneを手にいれた。

それから1500日。どんな時も僕の手の中にはパズドラがあった。

別にヘビーユーザーだったわけではない。どっぷり浸かっていたわけでもない。みんながやるから、やっていた。みんなでやるから面白かった。僕は習慣化されるとずっと続けるのが得意なたちで、周りの連中が飽きていく中も淡々とパズルを回していた。社会人になっても。

ゲームや漫画といったものの宿命ではあるのだが、次第にインフレがどうしようもないことになる。よほどうまい仕組みを作らないことには、強敵を上回る強敵を上回る強敵をさらに上回る…と果てしない強敵ロードが続いていくので、それに対応してこちらのモンスターも必然的にめちゃくちゃに強くなっていった。

加速度的に増していく強さ。ぶっ壊れ性能と言われていたモンスターがあっという間に覇権を奪われていく。政権交代のスピードがだんだんと早くなっていった。

次第に、僕は着いていけなくなった。

目を皿のようにして追っていた攻略情報を見なくなると新しいモンスターがわからなくなり、安定して強いって言われるモンスターを集めてとりあえずスタミナを消費するような遊び方に変わった。

遊び方がだんだん過疎化していく僕のデータが弱くなったかというと、そうではなかった。

対して遊んでいなくても、インフレにインフレを重ねる運営側からは常態的にモンスター強化用のモンスターや、「プラス値」というかつては苦労してダンジョンに潜りまくらなきゃ手に入らなかった強化ツールが雨のように降り注いできていた。

一生懸命パズルを回していた頃より、ずっと早いスピードで強くなるモンスターたち。強くしたいモンスターが遂にはいなくなり、強化用のモンスターがだぶついた。

そろそろ潮時だなと思っていた。そこに、iPhone破損が重なった。

天啓だと思う。もう潮時だったのだろう。1500日。よく遊ばせてもらった。きっとマメに同じ時間英語を勉強していたらペラペラになっていたであろうほどの時間を、パズルで楽しませてくれた。ガンホーには感謝したい。

今の暮らし向きから言って、きっとこの先ゲームにどハマりすることはない。奥さんや子供のような家族ができて、それに影響されてとかでない限りは、ゲームを起動する環境にない。

もしかすると、パズドラは僕がハマった最後のゲームになるかもしれない。たくさんゲームにハマってきた。小中学生の頃はゲームのことしか頭になかった。大人になるうちにゲームとの接点が少なくなり、最後に残ったのがパズドラであった。据え置きから携帯機へ、携帯機からブラウザゲームへ、ブラウザゲームからアプリへ。僕のゲームとの旅はここで終わりそうである。あとは遠くから見守る体制を取りたい。

昨日から、すでにパズドラのない日々が始まっている。もちろんだが、何にも変わらない。パズドラに充てていたはずの時間はどこに向かうのだろう。きっと土に雨が染み込むように消えていくに違いない。有意義に使いたいものだとは思うが、そうもいかないのはわかっている。

パズドラがどうだったか、しっかり書くほどの元気がないので、こんな感じで引退の辞とする。

サンキューガンホー